製作者プロフィール

和裁師:佐藤 孝子

母に勧められ、和裁専門学校(3年)卒業。和裁検定試験に合格。
その後、仕立て業につき、母・姉と三人で仕事をしていました。

地元の染屋さん・呉服屋にご愛顧していただき、掛け持ち5件。

当時は寝る暇もなく、食事代わりに栄養ドリンクを飲みながら、毎日の仕事をしていました。

早いことで、(母の)創業から70年になりますが、おかげ様で姉と二人、和裁師として仕事をしております。


和裁師:千葉 幸子

和裁専門学校に入学し、3年で卒業。
その後、母の知人(和裁師)の紹介を受け、仙台和裁技術仕立て所で、専門和裁師として、5年間住み込みにて仕立業。
大手デパートなどからの依頼で、朝から夜まで、一人1日で1枚。着物を仕上げる毎日(自分の仕事で必死でした)
その間、師範・技術試験に合格し地元に戻り、母と妹と仕立てをする日々を過ごしてきました。

その後、結婚のため家を離れましたが、母亡きあと、妹の手伝いをしながら今に至ります。

断ち方ひとつ、一分違うと、狂いがどんどん大きくなってきて、仕上がり段階で着物を下げると布地に現れてきます。
「狂いの無い裁断」「狂いのない縫い方」1ミリへのこだわりが、私達の原点です。

仕立てでは、着られる方が気持ち良く着られるように、着やすく、着くずれしないように気を配っています。
表地だけで無く、表と裏地がぴったりとなるように、合わさり加減も、断ち方、標し次第です。
要所、要所の仕事を丁寧に。細かい所まで妥協せずにやっています。

『ミニ着物』は、着るものではありませんが、まったく同じ心持ちで取り組んでいます。

お客様担当・和裁師:伊藤 清美

高校卒業後「手に職を」と、和裁専門学校に入学、2年で卒業。和裁検定試験合格。
(そこで初めて、着物が身近なものになりました)

専門学校では「実技」と「学科」があり、形になれば次の教材の着物に進む。その繰り返しでした。
着物の「形」や「種類」は仕立てましたが、自分の中で、今一つ納得のいく仕上がりではありませんでした。

卒業時、呉服屋さんに「親から二代・仕立て一筋で、上手くて評判の仕立て屋さんがいるから、教わるなら絶対そこがいい」と紹介してもらいました。
それが今、一緒にミニ着物を製作している、佐藤さんと、千葉さんです。

そこで見習いとして教えてもらいながら、仕立て始めましたが「今までとは違いすぎる!」と、ビックリしました。

こだわり、繊細さ、これぞ職人です。
「着られる方が気持ち良く」と、いつもお客様の事を考えて仕事しているので、いい加減な仕事は出来ないし、したくない精神。「ここにきて、よかった」と、思いました。

今、和服が日本の日常から離れてしまい、大きな打掛を持っていても、また箪笥(たんす)の中です。
日本伝来の着物が少しでも身近なものになり、年齢を越えて愛されるものになってほしいと願っています。